販売店向けコンサル業務をおこなう時に必ずご説明しているいくつかの条件があります。
基本は当社独自「コンサルレーダーチャート」をその業務の指針に致しますがここでは前段階における
必要な項目をピックアップしていくつかの大事なポイントを取り上げます。

自転車セレクトショップ

自転車版セレクトショップとは

セレクトショップといえばアパレルをイメージされる方も少なくないかもしれません。
でも「小さな小売店」なら常にこれを目指しています。チェーン店でもセレクトは例外ではありません。コンビニはその最たる一例ではないでしょうか。当社ではコンサル業務とは関係ないさまざまな小売店を調査し続けています。
その中で痛感させられるのは「自転車販売店の遅れ」です。
いつも「売れない」とお聞きしますがそれは「買いたいものがわからない」という事実に直結しています。選ばれた自転車やアクセサリーが最低限点してあれば迷いが少なくなるのです

イメージとしては在庫が沢山あるよりオススメしか置いていないシンプルな構成です。それこそが迷うことが少なく決めやすいお店作りを設計できます。もちろん店舗にとって「お客さまを選ぶ」条件になります

ウエブサイトが玄関

ウエブサイトが玄関

昔なら自転車専門誌広告が店名やお店のイメージを端的に消費者に紹介していた。
まさに現在のウエブサイトと同じ役目を果たしていたのかもしれません。
でも現代なら断然「ウエブサイト」です。
なぜなら訪問前に調べるから。コンサルでもよく時代遅れのウエブサイトを拝見して言葉に窮します。おそらくウエブサイトやブログを自作製作が流行った頃です。現代のウエブサイトは当然ですがパソコンの最新OS(オペレーションシステム)に合わせてありますしそもそも「スマートフォン対応」でなければいけません。
表札が見えないばかりかドアノブがどこあるかわからないドアから誰も入りません

ウエブサイトは実際には自作も可能ですがその時間を更新に当てたいものです。更新情報無きウエブサイトには誰も感心されないので最終的には検索からもどんどん下位に沈んでいく点を注意してください

情報発信の優先順位

順位と順番を考察する

既に情報を知るためのブログやSNSは当たり前になりました。皆さんもプライベートでも利用されていることでしょう。
各SNSの特徴も実は明確なのですがサービス形態はむしろ近づきつつあります。
そうなると以前のように「一つ情報を作成して平行に流す」のは無意味といえます。
情報の質や内容によっては各種SNSかブログの「取捨選択」が求められるようになってきました。
当社でも情報やソースによって何がベストかを常に調査、実験していますがこれだけは明確な答えがない状態です。
それでも変わり続けるそれらの広報手段のなかで選ぶ必要があります

各SNSは1秒間で凄い情報量が一瞬に流れていきます。スマートフォンで見ている人に何か興味を持たせることは大変ですがそれでもこれは試行錯誤が不可欠になっていきます。是非トライしましょう

口コミ評価をチェック

悪口品詞を確認する

コンサルティングを始める前に必ず調査するが口コミです。もちろん膨大な数を誇る食事系とは違い調査はすべてウエブ上でおこないます。
口コミは実際に来店されてサービスや購入をされた方が感じたことがほとんど。
その中には多くの褒められた口コミもありますがほとんどが悪口です。
当社では全国約3000店の検索をおこないこの悪口の数を調査したことがあります。
83.5%」もの悪口がウエブサイト上の店舗のイメージにつながっています。
但し、多くの悪口には理由があり改善策もみえています。それでも知らないで改選しないこともメリットがありません

悪口には誰でも耳をふさぎたくなります。それでも悪口の質によっては店舗における接客やサービスそのものを変えるだけで減ることもあります。クレーム処理に係る時間も膨大ですからチェックをオススメします

初めての動画に挑戦

動画の価値をチャレンジで考察する
店舗紹介ショート動画(参考)

当社が自転車における動画の可能性に気付いたのが「2004年」。20年経ちました。
当時の撮影には専門のカメラマンと機材が不可欠でした。現在ならスマートフォンとスタッフご自身で撮影から編集まで可能です。店舗紹介にはスマートフォンで簡単に視聴できる「フォーマット(YouTubeショートやTikTok)」があります。
当社でも数年前から実験と研究を重ねて権利面を含む契約面も考察してやっとスタートしております。
ウエブサイトは店舗の玄関ですがこの60秒以内の動画はさらに店舗への入りやすさはもちろん店長の人柄を伝える大事な「具体的な内容を紹介する手段」としてサービスを開始いたしました。
その他に動画は既に簡単に撮影編集できますので是非トライしてください

店舗全体紹介動画
まだ来店したことがない消費者にとって店の雰囲気がこれでわかります。店主などが喋っている人柄とか店舗内の様子が短めにわかる。ウエブサイトにおいて文字でいくら語ってもわずか60秒程度の動画にはかないません
店舗内展示動画
全体を説明した「ショート動画」よりもオススメブランドなどが紹介できます。ウエブサイトに取扱ブランドロゴにリンクを張るよりも大きな効果が期待できます。視覚的な効果があります。店舗の配置(メカニックエリアやパーツコーナーなど)がわかるという安心感にもつながります
店舗サービス紹介動画
スポーツ自転車ではもはや自転車ブランドの多少ではなくサービスが何かがとても大事です。
いまや「メンテナンス」や「フィッテイング」などの店舗独自のサービスは今後の他店との差別化に更に不可欠になっていきます。簡単な紹介からウエブサイトに誘導するのがオススメです
店舗イベント動画
少し気をつけたいのが「個人保護法」です。動画では速い動きなので写真よりも気にする部分は減りますがそれでもお客さまであっても「同意書」が必要になります。楽しい雰囲気が伝われば前述のサービス同様に店舗の独自性を感じてもらうことも可能です。
店長やスタッフメッセージ動画
こちらも全体を説明したショート動画同様がベストです。店舗でもメンテナンス中でも。イベント引率中でもその楽しさが伝わる短い動画が最高です。各SNSでも動画はアップできますのでまずはこれがお店のイメージにピッタリと思えばどんどん紹介していくことがオススメです

動画を作成するのはとても簡単です。機材としてお持ちの「スマートフォンとアプリ」だけで完結します。それでもとても大事なのは撮影前に構成をしっかり考えておくこと。ショート動画が特に1秒ごとの切替えも必要です。
お客さまにも手伝ってもらい是非、挑戦してください。もちろん自社のウエブサイトやブログ、SNSで紹介することもオススメです。
当社では規定の条件を満たせば店舗で作られた動画を「キューゴーチェンネル(YouTube)」内で無料で流せます

動画での店舗紹介は自転車業界においてはまだ未開拓な部分です。店舗の様々な魅力が伝わるこの手法を試さないてはありません。当社の店舗紹介なども参考にしていただければ嬉しいです