街が自転車観光客で賑わっている。
残念ながらこんな光景をあまり目にしません。
もちろん自転車業界の1人としてはそうあって欲しい。
でも自転車観光における勘違いがあるなと感じます。
- 自転車で走るだけで止まらない
- 駐輪する場所から安心して離れられない
- 自転車で回遊する仕組みが無い
恐らくウエブサイトでの紹介もスポーツ自転車の観光客誘致がメイン。
でもそれは「自転車での観光」を紹介していないのではないでしょうか。
恐らく行政の方も「自転車好き(趣味)」がいらっしゃることがこの観光行政が
進みやすいのかもしれません。
でもご自身の趣味の延長になっていませんか。
街を自転車で活性させたいならばまずやるべきことがあります。
- 走る魅力と走らない魅力をミックスする
- レンタサイクルからの観光をお試しできる
- 雨天でも楽しめる仕組みを考察しておく
発想がそもそも観光ではなく「同じ趣味の方を増やしたい」になっていませんか。
スポーツ自転車で出来ることとアシスト自転車で出来ることには違いがあります。
- 特別な格好をしなくてもよい
- 駐輪場のどこでも止められる
- 体力差をある程度補完できる
スポーツ自転車のかっこよさは体力のある方にこそ理解されています。
体力があれば走ることが中心になり止まりたくない。
もちろん盗難が気になるのでもっと止まりたくない。
観光とは魅力を感じて食事や体験にお金を使う人の促進では。
現況の自転車観光は真反対。
これでは観光として自転車を誘致する意味が見えません。
街の観光を考えるならば
観光の意味を再定義しましょう