自転車は腐らないので賞味期限も消費期限もない。
店舗にお伺いすると真顔で言われていつもびっくりします。
物質的には錆や腐食したときに賞味期限が切れるのですが
食品との違いはお客さまが「買わないと思う期限」です。
規定はありませんが私は「購入期限」と名付けます。
それは見た目だけではなく感情ですから商品に表示はできません。
私はスタッフの方には期限の見極めのヒントをお伝えしています。
- 同等の次モデルが出るまでの売れなくなる期間
- 同じモデルを仕入れたのに売れない最後の一台
- 思い入れが強いけど売れなくって2ヶ月経過している
あくまで自転車完成車です。パーツやアクセサリーはひょっとしたらもっと
「購入期限」が早く来る可能性大です。
食品の場合はそこまで残る事はありません。
口に入れるものですから期限を超えて残る事は皆無です。
でも自転車の場合は現金仕入商品が「腐る」という現実を直視できないようです。
リスト最後の思い入れが強い商品の場合が一番厄介です。
思い入れはセレクト商品でもありますしそれは「お店のアイコン」にもなりえます。
こういうお店にも魅力がありますが在庫を消化しなければ新商品を仕入れられない。
売れなくなるタイミングこそが
購入期限です