自転車には現在国が管理する「国家資格」はありません。
以前は存在していたのですが現在は業界団体を始めとした公益法人等が
主宰する「公的資格」のみです。
よく驚かれる事実は「誰でも今から自転車屋さんを名乗れる」でしょうか。
他の業界・業種によっては有資格者だけが従事できることも少なくありません。
自転車は資格の有無は特に従事する際の必須条件ではありません。
もちろん、資格を持つことには意味はあります。
自転車の安全についての知識を備えられる
とても大事ですね。
自転車は販売する現場では常に他人の自転車を組立整備します。
乗られる方に対して交通安全に関する法規やルールを説明できないといけません。
現在多くなっている「クラウドファンディング」販売はこの点を問われると
安全性についての補償は全くありません。
では逆に「資格はなんのためにあるのか」と問われると有資格者が困るのかも。
資格取得は有料ですがその意味合いはなんでしょうか。
- 購入者にとって買う場所、人を選ぶ要素になる
- 購入者にとって技術力も含めた更なる安心につながる
- 購入者にとって有資格者からの購入が満足度につながる
資格者満足の観点であるなら建築士や整備士のように「何級」といった種別があれば
ですが残念ながら自転車公的資格は取得して更新するだけです。
つまり「購入者からの見えかた」でしか要素がありません。
それならば資格自体の見えかたや活きかたを変えるしかないのです。
では自転車公的資格の内容に関して少しだけ説明させてください。
パート2に続く