「伝える」仕事の最初は自転車専門誌からでした。
欧米でスポーツ自転車レースメカニックをしながら自転車レースの魅力を伝える。現場レポートですね。
- レースの現場では何がおこなわれているのか
- レースメカニックとはどういう仕事なののか
- 世界チャンピオンの自転車が何故この組み合わせなのか
現代ならば恐らく動画で発信かもしれません。
当時は動画はもちろん、画像ですら一枚を送るのに1時間かかる時代。
日本人がいない世界ですから色んなことが新鮮でした。
その後「教える」仕事も依頼を受けて試行錯誤をおこないながらこの業界での基礎を作りました。
教えるとは相手(多くの場合受講生)に自分が持っている技術、知識や情報を教えていくことです。
教える仕事の前は伝える仕事だけでしたが教える仕事が加わり、「教える」と「伝える」語意の違いに気付きました。
もちろん、どちらも技術、知識や情報が伝わることには変わりはありません。
しかい「教える」には教わったほうの理解度がかなり重要です。
「わかった」その言葉は教える側にとってとてもありがたいのですが実はきちんとわかっていない場合もたくさん。
「伝える」はもっと伝わることの手法、手段での伝わり方が変わってきますがあくまでも受取側の主観です。
しかし「教える」は一方的ではなくあくまでも受取側の正しい理解と取得が目的になります。
専門学校学校長を経験してからこの教えるの意味の深さを学ぶことになります。