自転車教育の現場では正解がたくさんあります。
自転車におけるメンテナンスの現場でおこりやすいこと

  • 最終的に修理が終わることが全ての正解ではない
  • 繰り返しのトラブルを減らすことの正解もある
  • 作業の選択肢を増やすことで正解のバリエーションが増える

あくまでプロ目線です。
専門学校では「実践の練習」でしかありませんから想定内の練習。
言葉にして生徒に伝えるのが難しいです。もちろん伝え方にはとても気をつかいます。

実際の店舗では作業が終わればお客さまに自転車をお渡しして「その対価である工賃」を
いただきます。作業ミスがあれば終わりませんし終わらなければ工賃をいただけません。
授業でも実技の中で一旦手を止めて自分の振返りと正解と思える作業を確認します。

正解の多様性が作業の選択肢を
増やしてくれる

一つの正解とはいわゆる「数式のような絶対値」のことです。
むしろ違う解釈があるほうが怖い。

でも作業では「違う正解」も見ておく必要があります。
むしろ、作業も含めて正解が一つという考え方が危険なのです。
自分なりの「正解を探す」「正解をみつける」ことは間違っていません。
もちろん正解という答えを自分なりに引き出すことは間違いではありません。
その上で他人の正解にも耳を傾ける、理解してみるが大事です。
少し深いこの考え方についてはもう少し考察させてくださいませ

パート2に続く