物事を調べる時に知識をまとめている辞書を図書館に借りに行ったり本屋で購入したりすることは特別な専門分野以外には
あり得ない世の中になりました。実家の本棚にある壮観な辞書もすっかり触ることもありません。
とは言えオンラインで「検索したことの真贋(しんがん)」は逆に解りづらい状況も生まれています。
何をもって信用たる情報と言えるのか。
そこには一見、相反することが実は背中合わせなんだと気付く瞬間です。
専門学校での授業にも取り入れていたことがあります。

  • オンライン情報は何をもって信用するのか
  • 印刷された情報は何をもって信用するのか

これは「信用に足らない理由を探す」授業です。うそを探すのではありません。全面的に信用できる情報とは案外少ないもの。
でも信用する時の基準があります。「疑えそして調べよ」と生徒には伝えていました。
何でも疑い出したらキリはありませんがそれでもオンラインは信用できない印刷物は信用できる分けではありません。
知っているのは発信者だけなんですから。ひょっとした発信者すら入手した情報の真贋は解りませんものね。