スポーツ自転車の価格上昇が止まりません。
100万だって高級車なのに。
数年前まで100万円の後半があって凄いって思ったのも過去。
200万円の価格設定をカタログで見ることが珍しくなく。

誰が買おうと思うのか。買いたいのか

もちろん、自転車販売店にとっては魅力です。
それでも200万円には超えてしまった壁を感じます。
あと戻りできないほどの。
自転車はスペック主義です。

  • どんなパーツ構成なのか
  • フレームの素材と製法は
  • どのブランドのどのグレードか

これは高級車に限らず自転車がスペック主義つまり
「見えている部分重視」です。
本当は「誰が組立てたのか」「素材の品質はどうなのか」の方が
遥かに高い条件なんですがなぜか見えている価値を重視します。
少なくとも販売店はその価値観しか説明しません。
ということは買いたい方のイメージとは「ずれる」ことも。

高い自転車を買うのはお金持ち。
私共の感覚は少し違います。

高い自転車を買うのはそこに
価値を感じてお金を出せる方

確かに自分の貯金で購入するのでお金を持っている方だけど
多くのお金持ちにはこの商品に価値を感じません。
だからお金をこの自転車に使わない。
いや、もっというと興味すらない。

ブランドコンサルをする時にとても大事にしているのは
こんな感覚のずれを修正して認識してもらうことです。
「お金持ち」と「価値を感じる方」は必ずしも同意ではないです