縦映像からこれからの効果について:スマホ時代の「画面を傾けない」動画表現とビジネス活用
スマートフォン本体のハードウェア進化や専用アプリ、システムの進化速度には目を見張るものがあります。
その進化を力強く推進している最大の要因は、何と言っても「通信回線の高速化」と「動画コンテンツの爆発的普及」です。
回線インフラが急速に整ったことで、私たちの日常には以下のような大きな変化がもたらされました。
- 動画視聴時の読み込み遅延(ストリーミングのストレス)が激減した
- 街中や移動中における「繋がりにくい場所」が激減した
- 音声通話機能がアプリ等を介して実質無料化された
これらはすでに多くの方が日常で体感されていることでしょう。
そして、動画の「見られ方(視聴スタイル)」にも決定的な変化が起きています。 少し前までは、電車内などでスマホ動画を見ている人の多くは「画面を横向き」にして視聴していましたが、現在では「スマホを縦向きのまま動画を楽しむスタイル(縦型動画)」が圧倒的な主流となりつつあります。
1. 「横型」と「縦型」が持つ映像表現の本質的な違い
この視聴スタイルの変化に気づき、私どもCUEGOでも「横型映像」と「縦型映像」がもたらす効果や見え方の違いについて、様々なアングルから検証を行いました。
映画やドラマのように、時間をかけてストーリーや世界観を深く魅せるコンテンツにおいては、人間の視野角に合った「横型映像」の圧倒的な存在感と没入感が今なお有効です。ストーリーが長くなればなるほど、縦型ではそのスケール感を伝えきれない側面があります。
一方で、短時間でテンポよく場面が切り替わっていくショートコンテンツにおいては、「縦型映像」が抜群の威力を発揮します。
- 画角の切り替わり効果: 上下の長さを活かした画角(縦幅効果)により、短い時間でも視聴者の視線を中央に固定し、切り替わりのインパクトを強調できる
- スマホのデバイス形状との調和: 最新スマートフォンのデザイン自体が、横幅の巨大化よりも「縦長のディスプレイ」を強調した形状へ進化している
人々が「わざわざスマホを横に傾けなくなった」のは単なる無精ではなく、縦のままでも十分に惹きつけられる映像表現とデバイスの形状が完璧にマッチしたからなのです。
2. アクション:業界の常識にとらわれず「縦で魅せる表現」にトライする
「動画プロモーション=横型でしっかり作り込むもの」という従来の先入観を捨てること。
特に自転車や観光プロモーション、店舗の技術紹介など、「一瞬の躍動感や臨場感」を伝えたい領域において、縦型映像は極めて強力なマーケティング武器となります。
- 【スマホファーストの映像設計】: ユーザーが手元で画面を傾けることなく、スクロールの手を止めて直感的に惹き込まれる縦型画角でコンテンツを構成する
- 【短時間・高テンポの体験提示】: 長々と解説するのではなく、15秒〜60秒の縦型動画で「店舗の雰囲気」「走る快感」「商品のこだわり」を直感的に伝える
- 【まず自社でトライする】: 自らの思考や世界観だけに閉じこもるのではなく、新しい表現手法を自社の発信やマーケティングへ積極的に取り入れて検証(施行)する
時代の変化を素早く捉え、新しい表現手法に挑み続けること。
私どもCUEGOでも、この「縦で魅せる動画表現」を情報発信やクライアントへの提案プロトコルへ大いに取り入れ、新しい時代の魅せ方を追及してまいります。

