弊社代表の吉村は「著作本」があります。最後発刊は2012年ですから10年前。かなり前になります。
現代であれば「著作本」を出版するのは特に難しいことではありません。
特にオンライン出版が当たり前になれば自分の考え方や知識を簡単に知らしめることは可能です。
最初の著作本が出た当時は本屋まで出かけて専門書の棚に並んでいると嬉しかったです。
しかし、慣れとは怖い。二冊目からは感動が減っていき本が増えていくと完全に仕事の一部になりました。
名前が表示されているのはあくまでも趣味で自転車を楽しんでいらっしゃる読者向けです。
当時は本をだす威力はありました。イベント現場で見知らぬ読者からお声がけいただくことも珍しくありませんでした。
でもその時に気付いたことがあります。
前述の自分の感動と同じく本が増えても「賞味期限」があることです。想像よりもかなり短い。
読者はその時に知りたいことだけですからすぐに新しいものに目移りします。むしろ新しいものを常に探している。
今でも著作は仕事の一部ですが読者は一般の方から仕事で自転車に関わっている皆さんに変わりました。
著作名など表に出ることはありません。いやむしろクレジットが必要がありません。
でも「プロ向け本+テキスト」は期間限定ではなく基本の考え方をまとめているのでずっとあります。
使う道具(工具)や商品は変わることもありますが考え方とか業務の進め方は案外変わらないものです。