自転車観光って「自転車で走る」だけ。
そう思われていると自転車観光が成り立ちません。
自転車愛好者の傾向は当コンサルティングでも何度も説明をしています。
愛好者は基本的にはその土地での「自分の自転車で走る」ことが目的です。
だから食事も最低限で済ませますし宿泊せずに日帰りの確率が強い。
趣味の時間を有効に使いたいのは特定の旅に共通しています。
多くの自治体が自転車観光を強化しているのに肝心の観光として
地元にお金を産まないのが現状です。
では何をすべきか。自転車観光の設計を「現地に泊まってもらう」から
改めて設計し直すのが最善策です。
宿泊には必ず食事が含まれます。地元のオススメも含めて味わってもらう。
自転車観光ですが自転車に乗らない時間の演出がとても大事です。

自転車観光における宿泊サービスとは

宿泊施設に「自転車も泊まる」場合の必要不可欠なサービスは
盗難対策です。
もちろん、完璧な対策など部屋に入れてもあり得ません。
まずは施錠可能なスペースを準備するだけで十分です。
最近は部屋に持込み飾ることを特典にしている宿泊施設があります。
自宅ではありませんし自転車愛好者の宿泊率がかなり低いので
恐らく利用する方が少ないです。(調査済)
それに自転車は外で走る道具ですから雨天でなくても結構汚れています。
その設備を宿泊施設の強みにするならばコンビニ袋のような自転車を
すっぽり入れられる袋」で十分です。
それよりも大事なのは「自転車で行ける施設紹介」です。
徒歩だと遠い。公共交通機関は1時間に1本。それでも地元では有名。
そんな「地元自慢」をどうぞ伝えてください。
自転車ならゆっくり走っても1時間で10キロなら
少し汗をかくレベル。
こんなお得な情報を駅や空港の観光案内所にはいきません。
宿泊施設で提供出来るからのメリットです。

宿泊施設がもたらす自転車観光効果

自転車観光を推進している地方自治体はかなり増えました。
自転車活用推進法で「補助金が出る」ことに加えて「知事が自転車好き」が
とても大きな要素といえます。
もちろん、ご担当者が自転車を趣味とされると自治体において
まさにタイミングのよい施策です。
しかしながらあえて苦言を呈するならば
観光は継続が全て」です。
いずれ補助金もなくなり自転車に興味のない知事が当選したら。
自転車観光はあくまでも業務以上の利益を生む観光の一つにならなければ
地元も喜んで協力出来ません。
継続には来訪者が少しでも長く地元での時間を使う事です。
自転車愛好者は走る事が趣味ですから走る以外の要素をあえて
探しません。
もし、愛好者に対しても魅力ある宿泊施設を提供できれば
地元の魅力に気づいてもらえる確率も高くなります。

リピーター効果を産み出す宿泊施設とは

観光にとって初めての来訪者にとってリピーターが存在している事は
非常に大事な要素です。
幸い、SNSを含めてその魅力は伝わりやすい。
でも口コミを聞いて訪れたお客さまがその情報を得るのは
残念ながら観光案内所ではなく「地元の声」です。
自転車観光の利点はどこかを起点として半径10キロの特別な
非日常体験です。
その時にその中心にあるのは「宿泊施設」です。
もちろん施設での簡単な(マップ)があるかもしれませんが
これの自転車版を作成してみませんか。
もちろん印刷でなくてもQRコードで十分です。
紙の地図は走っている時には使いづらいからです。
当社では従来の観光マップにない自転車観光に特化した
情報製作のお手伝いをさせてもらっています