本来ならば自転車は3月下旬から5月まで販売の山場があります。
業界では春の需要「春需」と呼んでいました。
しかし、この傾向はかなり前から変化があります。

売上の山が平たくなり月間の売上差が減ってきた

つまり売れにくい月にも売れれやすくなりました。
もちろん、冬期のある東北以北は少し例外です。
売上の山が高い程、そのタイミングで「売り逃し」は気をつけますし
その分そこでの売上で一年を乗り切ればいい。
それでも一年を通じて売れれば春需そのものは無くてもいいはず。

そんな時代の変化が一旦、コロナ禍でリセットされました。

  • 自転車の入荷が年単位の遅延が発生
  • 資金力があることで未入荷を免れた
  • そんな時に値上げが続発した

自転車業界は不況に強い。
そんな声もささやかれていたようですが今回のように
自転車の出荷がこれだけ長期間止まったのは始めてです。
そんな時に「売れない」と「忙しいくて大変」と真逆の声を
お聞きします。

これが「儲かりすぎて笑いが止まらない」では無いのですが
やはり売れなければ不安だし少なくとも忙しいなら対策はある。
でも売れないお店に共通しているのは

これは「一時的事象」であってまたなんとかなる
通常に戻るはず

異国同音にそんなことをおっしゃいます。
私共のコンサルタントではこういう認識の違いを理解していただくために
国内でも売れて忙しい店舗なら沢山あるしそういうお店は危機感の持ち方が
尋常じゃないです。とお伝えします。
それでも動いた店舗だけがこれから生き残り今を一時的とおっしゃる店舗は
正直これから不安が増すだけだと思います