stock(ストック)は店舗在庫です。
適正量なのか。不要な在庫が残っていないのか。
固定経費でもあり売上に結びつく要素はどれだけあるのかはとても大事ですね。これまでは在庫が無ければどんどん補充するが当たり前でした。
でも、消費者のニーズは刻々と変化しています。ニーズに合わせるのではなく「ニーズを作る」ビジネスしか生き残れません。そういう観点から在庫は「適正量」が最低限です。むしろ大量の不良在庫を抱えている店舗が多いので処分するための項目でもあります
在庫の適正量
在庫は販売に関して必要な「仕入商品」です。仕入量が適正でなければ売れ残ります。
売れ残れば適正な価格では販売できないので「価格を下げるか廃棄」です。それでもご自身が気に入って仕入れた商品はなかなか処分できません。でも、生鮮食料品と同じスピードで価値が無くなります。価格を下げた場合もあるべき利益が確保できません。たった1個売れないリスクをしっかり管理されていない場合が多いので結果的にロスが出ています。想像以上に「売れないロス」は膨らみます。まずは適正量がお店にとってどの位なのかを算出します
在庫の展示手法
在庫は全部売らないと強く感じるようでお店に所狭しと展示している店舗があります。
沢山から選ぶことが消費者にとって幸せに感じていた時代の遺物です。今は選びやすいように整理されていないと売りたい商品すら買ってもらえません。
展示はしっかり「整理されおりなおかつ選ばれて」いないと購入には結びつきません。
もちろん、口コミやお得な情報も有効です。くのお店は仕入れ先のポスターとかカードを展示しています。その多くは自社商品の優位性しか語っておらずお店のオススメの明確な理由を提示していません。これらはすべて店舗での購入には「衝動買い」が設計されていない要因に基づいています
不良在庫の見極め
コンサルをさせてもらう際にとてもジレンマを感じます。
「お金をいただいて一番苦いことをお伝えしなくてはいけない」。でもこれがすべてお店の改善には必要なリストの上位です。在庫はほぼ全て仕入れている商品です。特に店主の思い入れのある商品が少なくありません。でも売れない商品は「在庫であり、かつ現金化できない資産」です。
仕入れた時の気持ちとして思いきれない。でも、税理士なら容赦なくアドバイスします。
経営上の大きな問題だからです。当社はさらに置いてある場所の家賃も計算してそのロスに計上します。想像以上に大きな問題です。売れない商品が1円でも売れるチャンスは永遠に無いからです
在庫は売れれば利益。残れば財産。財産は現金でない限りロスになります。さらには家賃も使っています。どうやれば効率的に売上に繋げるのか。悩まずに当社に相談してもらうのも選択肢の一つだと思います