スペックとは日本語で言うところの単なる「仕様」のこと。
日本では得意の和製英語的に「性能と置き換え」ている語彙に
使われている例が散見されます。
スペックが高いという言葉この変な日本語を端的に表しています。

単なる仕様が「パフォーマンス」と同じわけないのに。
自転車業界では特にスポーツ自転車はスペック主義です。
取りつけられれている製品グレードでそのスペックを判断する。
もちろん、基準となる部分はありますがそもそもスペックの意味が
課題解釈されている部分です。
ではなぜそんなのスペック主義なのか。

  • パーツスペックが落ちると自転車全体の性能も落ちる
  • 初心者でもスペックで選べば間違いが少ない
  • スペックの高いものにこそ価値がある

そう思いたい気持ちも理解していています。
でも自転車はパソコンでも家電でもありません。
じゃ、スペック信仰のおかしなところはたくさんあります。

誰かが組立、調整しているから

単なる仕様よりも「誰が組立調整したのか」のほうがはるかに上です。
こっちならば正しく「性能比較」になりえます。
ただ、悲しいかな購入前には誰が組立調整するかはカタログに明記できません。
だからこそのスペック主義なんだと思います。