年始年末に自転車関連ニュースのメインはなんと言ってもコレ。
本年4月に施行される「ヘルメット着用努力義務」です。
これまでは小さな幼児等に限定されていましたが今回は全年齢対象。

全交通事故が減る中での自転車事故の増加とヘルメット未着用の事故が
クローズアップされている背景があっての施行と認識しています。
しかし、「努力義務には罰則がありません」ので4月1日に違反切符を切られることはない。
だからかぶらなくてもいい。そういうわけではありません。
この施行にはとても意味があると思います。
まずはここまでの世論をまとめます。

  • 努力義務(罰則が無い)でしかないからかぶらない
  • デザインも快適性も悪いのでかぶりたくない
  • シェアサイクル利用時に常に携帯したくない

すべてにおいて「否定的」です。「かぶってもいいかな」もゼロに近い。
いままで強制力も明文化もないことに進んでやってもいいなという方は珍しい。
自転車業界の一部では「売上が増える」とのんきなことを言っていますが
ヘルメットの存在が改めて問われるチャンスに業界の総意ではないと思いたい。
ヘルメットに賛否両論があるのはむしろ良いことだと思いますが大事なことはひとつ。

ヘルメットはかぶった人の
安全しか守れない

ことに尽きます。
この法制化はかぶらない人を指摘したりヘルメットが売れて欲しいわけではなく、
かぶる人に対して正しい「ヘルメット効果」を伝える必要があります。
パート2以降は努力効果と正しい知識の入り口に進みます。

(続きます)