在庫の断捨離が教えてくれる
自転車関連販売の最大の流通拠点はまだ自転車販売店です。
他の業界ではすっかり小売店が淘汰された分野も少なくないのですが自転車独特の仕組みもありその他の要因もあります。
自転車販売店を10年間経営した経験で強く感じることがあります。
- 在庫は生ものではないので腐らないは迷信である
- 在庫はお金にするまでが全てであり残ったら捨てる
いつかは売れる。きっと売れる。全て裏切られました。
「仕入の失敗」がこれほど多いのかと気付くのはいつも年末。
お店の売上よりもこんなに残っているのかの現実にいつもがく然としたものです。
自転車は生鮮食料品じゃないから腐らない。いつかは売れるはず。
でも気持ちとは裏腹。残った商品はいつまでも売れません。
売れない理由はとてもシンプルです。「お客さまの欲しい商品」ではなかった。
捨てるのは自分自身の失敗を帳消しにはしてくれません。でも捨てないと仕入ができないのです。
2026年の視点
2026年、コロナ禍の反動による在庫過多が業界を覆う今、この『断捨離』の精神はかつてないほど重要です。
在庫を抱えることは、単なるスペースの損失ではなく、『新しい風を取り込む機会』を奪っていること。データを分析し、失敗を直視して次へ進む。このサイクルを回すことこそが、変化の激しい現代において店舗が『自走』し続けるための絶対条件です。
