カラーリングの持つ意味

自転車におけるブランドイメージの中でそのイメージを
強く主張している要素の一つに「カラーリング」があります。

特に輸入品に多い事例があります。
有名なところであれば
ビアンキブランドチェレステグリーン
ジオスブランドのトリノブルー
まさに他ブランドがそのカラーリングを採用していても
この2社のイメージには勝てません。
車だとメルセディスベンツの「シルバーアロー」や
フェラーリの「ロッソ・コルサ」でしょうか。
それ以外は少なめです。

自転車におけるカラーイメージとは

自転車におけるカラーリングのイメージとして
有名なのは「レースイメージ」でしょうか。
古い時代には自転車メーカーがメインスポンサーだったので
そのカラーリングを全面にあしらっていましたが
現在はメインスポンサーは大企業ばかり。
トップレースでのチームカラーに合わせるので決まった色は
むしろ少なめです。

イメージがカラーで主張出来るのは良さそうにも感じますが
むしろ「イメージが固定化される」といった側面もあります。

女性向けカラーリング時代

ブランドイメージの中で一時期「女性向けカラーリング」が
流行していました。
それも面白い事に各メーカーがかなり近いカラーリングを
採用していたからある意味の流行だったとと思います。
今なら有りえませんが
ピンク」と「ライトブルー」です。
なぜその2色が採用されたかの詳細はわかりません。
当時はそもそも女性向けのスポーツ自転車が
手探り状態だったのに起因しているかもしれません。
当時のカラーリングで現代で発売したら
まったく見向きもされない。

ブランドイメージとしてのカラーリング

ではブランドイメージとしてのカラーリングとして
何が大事なのか。
ここでもやはり「ペルソナ」です。
どんなライフスタイルを持っている方に
ブランドを認知させてブランドの持つ魅力を共感してもらうか。

当社のコンサルタントでの仕事は
ブランドイメージの大事な要素の一つでも
ある「カラーリング」を決める事ではありません。
そんな大それた事を提案出来る実力はありません。
それでもブランドにおけるペルソナを構築する際に
カラーリングイメージ」でコンサルタント先との
イメージ共有」する事はとても必須です。

カラーリング」って脳内にしっかり伝える
凄い効果があるからです